第5回WBC日本代表のメンバーとして優勝に貢献しMVPに選ばれた大谷翔平(おおたに しょうへい)選手は現在ロサンゼルス・エンゼルス所属のメジャーリーガーですが、2023年時点で他に何人ぐらいの日本人選手がメジャーリーグ(MLB)に所属しているのでしょうか?
現役日本人メジャーリーガー一覧
2023年4月時点ですが、現在、メジャーリーグ(MLB)に所属している日本人選手は
となっています。
この9名中、4名が2023年の第5回WBCの侍ジャパンに選ばれましたよね(鈴木誠也選手はケガで途中辞退)。
歴代日本人メジャー選手はこちらで紹介しております。
各選手の選出や落選理由を紹介
栗山英樹監督は見事、第5回WBCで侍ジャパンを優勝へと導きました。
その手腕は素晴らしいですが、最も注目されていたのは
だと言われています。
メジャーリーガーは所属球団との交渉が難しく呼びにくいという面がありました。
また、総勢9名の現役メジャーリーガーがいたのであれば、
もっと多くの、なんだったら全員選出すれば?
という声もありました。
しかし、栗山英樹監督には
選出した理由、選ばなかった理由
が明確にあったのです。
各選手の選出や落選理由を紹介
ここからは、現役日本人メジャーリーガー達の
をご紹介致します。
ダルビッシュ有選手
ダルビッシュ有選手は、2012年からメジャーリーグで活躍されています。
今回の第5回WBCだけでなく、2009年の第2回WBCの侍ジャパンメンバーに選出されています。
投手としての実績はズバ抜けていますが、決して100%の力が発揮できるコンディションと年齢では無かったと言われています。
実際、第5回WBCでも、かつてのような輝きはありませんでした(それでもかなりスゴイ投球でしたが)。
後日、調整不足だったことが判明しましたが、栗山英樹監督はなぜダルビッシュ有選手を選んだのでしょうか?
栗山英樹監督が述べられていたのが、
優勝を経験している(第2回WBCで大活躍)
若手主体のチームをけん引してくれる
といったチームの精神的支柱としての役割を期待したからです。
そして、その通り、ダルビッシュ有選手は自分の調整などは後回しにして、チーム全体の為に、大会前から色々と尽力されましたよね。
前田健太
前田健太(まえだ けんた)選手は2016年からメジャーリーグで活躍されています。
2013年の第3回WBCの侍ジャパンメンバーに選出されています。
第3回WBCではエースとして大活躍(2勝1敗でベストナインに選出)されましたが、
2021年9月1日、肘にトミー・ジョン手術
を受け、回復して投げれる状態とはいえ、手術明けを考慮して栗山英樹監督は選出しなかったと言われています。
大谷翔平
大谷翔平(おおたに しょうへい)選手は2018年からメジャーリーグで活躍されています。
2018年から現在(2023年)の年棒推移はこちらで紹介しております。
今回の第5回WBCだけでなく、2017年の第4回WBCの侍ジャパンメンバーに選出されましたがケガで辞退となりましたね。
栗山英樹監督が大谷翔平選手を選出したのは、
という期待と信頼からと言われています。
なんといっても大谷翔平選手をドラフト1位で指名したのが、当時北海道日本ハムファイターズの監督をされていたご本人で、二刀流を認め、支えてきた師弟関係の絆もあります。
現在、アメリカでも大人気の大谷翔平選手を侍ジャパンにいれれば、
戦力としても強力
メジャーリーガー相手でも引けを取らない
という様々な思いがあったことでしょう。
そして、その思いに大谷翔平選手は100点満点の回答を示しましたね。
菊池雄星
菊池雄星(きくち ゆうせい)選手は2019年からメジャーリーグで活躍されています。
今回の第5回WBCですが、侍ジャパンメンバーに選出されませんでした。
理由としては、
現在所属のチーム内で、制球難に苦しんでいる立場上WBCを優先できない
といったことから栗山英樹監督が配慮されたようです。
鈴木誠也
鈴木誠也(すずき せいや)選手は2022年からメジャーリーグで活躍されています。
今回の第5回WBCだけでなく、2017年の第4回WBCの侍ジャパンメンバーに選出されました。
2019年のWBSCプレミア12では大会MVPを獲得する大活躍で今回も非常に期待されていました。
しかし、負傷の為、急遽参加をすることは叶いませんでした。
それでも、侍ジャパンの仲間達との仲もよく、鈴木誠也選手のユニフォームがベンチに飾られたり、優勝の瞬間も一緒にいましたよね。
また、大会中、極度の不振だった4番の村上宗隆選手を、同じ侍ジャパンの4番を何度も務めて苦労した鈴木誠也選手が励ますなど、チームに参加できなくても大切な役割を果たされました。
吉田正尚
吉田正尚(よしだ まさなお)選手は2023年からメジャーリーグでプレイされる予定で、現在活躍されています。
今回の第5回WBCだけでなく、2019年のWBSCプレミア12や東京オリンピックでは金メダル獲得に貢献されました。
直近の実績から戦力としての期待は大でしたが、懸念材料としては2023年からメジャーリーグへ移籍する直前ということでした。
そういった背景から、栗山英樹監督は
「メジャーへの対応、あの松井秀喜(元ニューヨーク・ヤンキース他)でさえ時間かかったから、今回はやめた方がいい」
(引用元:nifty ニュース)
と吉田正尚選手のことを考えて、辞退を勧めたそうです。
しかし、吉田正尚選手は、
「メジャーでやるのも夢だったけど、今回のWBCも本当に夢だったんです」
(引用元:nifty ニュース)
とWBCへの出場を熱望されました。
これに対して栗山英樹監督は、
「絶対に出られるという保証は全員ない」
(引用元:nifty ニュース)
と伝えたところ・・・
「監督何言ってるんですか、当たり前じゃないですか。ジャパンですよ? 調子悪かったら出られないですよ」
(引用元:nifty ニュース)
と返答されました。
これには栗山英樹監督も、
「これが正尚かって思いました。すごい魂を感じた」
(引用元:nifty ニュース)
とものすごい熱意に動かされ、出場へとなったそうです。
千賀滉大
千賀滉大(せんが こうだい)選手は2017年の第4回WBCの侍ジャパンメンバーに選出されています。
千賀滉大選手は、
との栗山英樹監督の配慮から第5回WBCの侍ジャパンメンバーには選出されませんでした。
藤浪晋太郎
藤浪晋太郎(ふじなみ しんたろう)選手は2017年の第4回WBCの侍ジャパンメンバーに選出されています。
藤浪晋太郎選手も
ということで、アジャストも大変ですし、元々の制球難も不安材料になったと言われています。
筒香嘉智
筒香嘉智(つつごう よしとも)選手は2017年の第4回WBCの侍ジャパンメンバーに選出されています。
現在は、テキサス・レンジャーズとマイナー契約の選手ということもあり、第5回WBCの侍ジャパンメンバーには選ばれませんでした。
しかし、元々実力のある選手ですし、メジャーへの再昇格を願っております。