日本代表が強豪スペインを2-1で撃破し決勝トーナメント進出を決めましたね。ドイツは予選リーグ敗退が決まり、三苫薫選手のプレイを批判していますが、ボールインの判定を決定付けたのは皮肉にもドイツの会社が制作した内臓チップのお陰ってご存じでしたか?
三苫薫のパスの場面
リアルタイムで見ていた時、一度は「2-1」と表示されたものの、主審の判断で「ノーゴール」になり、「1-1」にスコアは戻りました。
この時、「まあ、ラインを割ったから仕方が無いか、欲しかったけど」というのが大半の気持ちではないでしょうか?
しかし、その後、VAR判定へと場面が変わりました。
「なぜ?VARが必要なのか」という疑問が湧きましたが、
「もしかして角度的に、ボールがラインを割っていなかったのかな?」
という淡い期待で待ちつつ、まあダメ元でのVARだというのが正直なところでしょう。
VARとは?
VARとは、
の略式名称で、要は「人間の目だけで無く、ビデオで再確認」というシステムです。
実は、VARの為に、今大会より2つの技術が使用されるようになりました。
ホークアイ
従来のVARは
と呼ばれる、文字通り「鷹の目」で上空から試合のビデオ映像を見て、プレイを検証するシステムだけが使用されていました。
これにより、微妙な判定である、「オフサイド」や「ボールがラインを割った」などを再検証できるようになりました。
このシステムは前回のW杯でも使用されていましたね。
ボール内蔵チップ
実は今回のW杯からVARのもう一つのアイテムとして導入されたのが、
でした。
「ボール内蔵チップ」はW杯の公式サッカーボールの中に埋め込まれています。
そして、この「センサーチップ機能」を開発したのは、
「キネクソン」(KINEXON):2012年創業のドイツの会社
です。
ちなみにこのチップの性能ですが・・・
を搭載していて、
を検出することができる非常に高性能なものです。
進化したVAR
三苫薫選手のゴールラインギリギリのプレイの判定に関しては、
観客席の最前列前の外周に張り巡らせたアンテナとの連動で計測
をしていたそうです。
サッカーフィールドをマッピングしていることで、直系約22センチの公式サッカーボールが、
ライン(最大12センチの幅)を割ったかどうか?
を判定できます。
更には、ラインを割ってない場合は、
コンマ何ミリの単位でラインにかかっているか?
を測定することが可能だそうです。
あの「奇跡の1mm」と言われている場面でも、実際はミリ単位での数字が算出されていて、正しくは・・・
1.88mm
ボールがラインに掛かっていたそうです。
ドイツが今回の判定を批判するのはお門違い
まあ、ドイツが今回の判定を批判したくなる気持ちも分からないでもないですよね?
ただ、今回の判定を導き出したのが、ドイツの会社が作ったものですので、自国批判になる点は気づいて欲しいものです。
また、このチップは既に、
ドイツのブンデスリーガ
で導入されていて、ドイツ人にはお馴染みのものですので、今回の判定も認めるのが筋でしょう。
更には、スペインのルイス・エンリケ監督が
「VARを信頼している」
と発言していますので、スペイン代表は今回のゴールを認めるしかないでしょう。
ただ、スペインは決勝トーナメント進出を決めましたので、ドイツとは温度差が違うのも当然ですが。
追記:スペイン戦の予想を的中させたアイドル!
日向坂46の影山優佳さんが、スペイン戦の予想を的中させたと騒がれていますね。
アイドルのラッキーパンチでは無く、彼女は筋金入りのサッカー通だったのです!