10月4日、緊急速報の「Jアラート」に緊張感が走りました。ロフテッド軌道と一体どのように飛来してくるのか?また迎撃が困難な理由とは?Jアラートが出た際の適切な避難行動(建物の中へ避難など)を紹介します。
新型ICBM級弾道ミサイルはロフテッド軌道で迎撃困難!
新型ICBM級弾道ミサイルは発射されると、「ロフテッド軌道」で飛来してきます。
ロフテッド軌道とは?
「ロフテッド軌道」とは、「高度1000㎞以上」の高さまで打ちあがり、イメージとしてはほぼ真上から落下してくるような軌道を描きます。
このように、高高度の軌道を描くので、最新鋭の迎撃ミサイルシステムをもってしても防ぐことができません。
Jアラートの際の避難行動は?
新型ICBM級弾道ミサイル落下時の行動は?
新型ICBM級弾道ミサイルが発射されると・・・
わずか10分以内
に日本本土、及び、その周辺海域に到達する可能性が非常に高いです。
新型ICBM級弾道ミサイルが日本に落下する可能性がある場合、
「Jアラート」(国からの緊急情報を瞬時に伝える)
を活用しつつ、
防災行政無線(特別なサイレン音)
緊急速報メール
などにより緊急情報が知らされます。
各行政からの指示に従いつつ、
速やかな避難行動
正確かつ迅速な情報収集
を落ち着いてする必要があります。
具体的な落ち着いた行動とは?
「Jアラート」で流れるメッセージの例ですが・・・
直ちに避難。
直ちに建物の中、又は地下に避難してください。
ミサイルが、〇時〇分頃、○○兼周辺に落下するものとみられます。
直ちに避難してください。
といった放送が流れたら・・・
落ち着いて、直ちに行動をする必要があります。
今、いる場所によって「行動する」パターンが異なります。
屋外にいる場合
近くの建物の中、或いは、地下に避難。(できるだけ頑丈な建物が望ましい)
建物がない場合
物陰に身を隠すか、地面に伏せて頭部を守る。
屋内にいる場合
窓から離れるか、窓のない部屋に移動する。
近くに弾道ミサイルが落下した場合は?
屋外にいる場合
口と鼻をハンカチで覆い、現場から直ちに離れ、密閉性の高い屋内や風上に避難する
屋内にいる場合
換気扇を止め、窓を閉め、目張りをして室内を密閉する