「水曜どうでしょう」初期の企画で、二度とされることも無い(イマイチの人気)とコンプライアンス的にアウトな異色な内容です。場所は札幌の一等地・宮の森の空き地ですが許可を取っていたのか?
放送回数が全300回の「水曜どうでしょう」の中で、第5・6回目というかなり古い企画ですので、若くて元気な鈴井貴之さんやまだまだたどたどしい大泉洋さんが見れます。
「粗大ゴミで家を作ろう!」の企画内容と背景
企画内容
HTBがある北海道札幌市内にある、「宮の森」という一等地に住みたい!という流れから、
空き地に街中から集めてきた粗大ゴミで家を作る
という企画でした。
真っ暗の中、街中の粗大ゴミを探しに行ってみると・・・
ブラウン管のテレビ(砂嵐の中に映像がちょっと映る)
電子オルガン
ベッド
家具
などまだまだ使える物も多く、結構な数が揃いました。
最終的には「家」というよりは「コント部屋」のような感じになりました。
なぜこの企画を?
まだまだ「水曜どうでしょう」も手探りの段階でした。
当時、鈴井貴之さんが主宰していた劇団が大道具を必要として、
という状況だったので、この企画が思いついたと言われています。
まだ若く、深夜でもあったので、
を見ることができる貴重な回となりました。
当時の背景
現代の人は「街中に粗大ゴミ?」とピンと来ないかと思います。
1996年当時、札幌市でも「粗大ゴミは月に1回のステーション回収」に来ていました。
なので、回収してもらう為に粗大ゴミを街中に置かれていました。
ただ、現在は戸別収集に変えた為、街中に粗大ゴミが置かれることはありません。
現在は、法律的に実現不可能!
初期の頃は特に、「どうでしょう班」は無許可撮影をすることがありました。
この「宮の森の空き地」でのロケも、地主の許可を取らずに無断撮影をしていました。
これが後日バレてしまい、HTBの社員がこの空き地を見学した時、不動産屋さんから、
「そういえば、勝手にここ、使いましたよね?」
とヒヤリとする質問をされたそうです。
まあ、不動産屋さんも地主さんも別段訴えることもされなかったので、事なきを得ましたが一歩間違えれば・・・
番組打ち切り
になっていたかと思うとゾッとしますよね。