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24時間テレビ、いつからジャニーズタレントが出演でなぜ毎年?理由は有益なビジネス戦略とMBAホルダーが紹介

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24時間テレビは今年も無事放送されましたが、メインパーソナリティーとして毎年ジャニーズ事務所所属タレントが起用されています。それに対して疑問の声も多いですがその理由を考察しました。またビジネス戦略の観点からも検証します。

目次

24時間テレビ、いつからジャニーズタレントが出演?

24時間テレビに、ジャニーズタレントがいつから出演を始めたのかは以下の記事をご参照ください。

と丸投げしてしまうのもアレなので、改めて簡単にまとめてみました。

最初はジャニーズタレントだけでは無かった

初めて、ジャニーズタレントが24時間テレビに出演したのは、第18回の時のSMAPです。

  • 第18回 1995年(平成7年) 8月26~27日 SMAP、鈴木杏樹、久本雅美
  • 第20回 1997年(平成9年) 8月23~24日 KinKi Kids、飯島直子、加藤紀子
  • 第21回 1998年(平成10年) 8月22~23日 TOKIO、広末涼子
  • 第23回 2000年(平成12年) 8月19~20日 V6、藤井隆、RIKACO

しかし、毎年出演しているわけでなく、しかも、KinKi Kids、TOKIOやV6といった大物メンバーですら、単独メインパーソナリティーでは無いのです。

これは、まだ番組自体がジャニーズタレントの能力を認めつつも、まだ継続して起用するかどうかの確証は無かったようです。

しかし、起用に答えるだけの仕事をしてきた諸先輩のおかげで、第26回の2003年以降は毎年出演するようになりました。

24時間テレビ、なぜ毎年ジャニーズタレントが出演?

メインパーソナリティーは、総合司会と並んで番組の要となってきます。

これが通常の3時間スペシャルであれば、ジャニーズタレントだけが毎年出演ということにはならなかったでしょう。

現に、24時間テレビの存続の危機を救ったのは、間寛平さんとそのマネージャーが考えた「24時間チャリティーマラソン」とメインパーソナリティーに起用された若き日のダウンタウンであったことは間違いありません。

そうなれば、「吉本クリエイティブエージェンシー」の所属タレントが毎年起用されてもおかしくは無かったはずです。

では、なぜ「吉本クリエイティブエージェンシー」ではなく、「ジャニーズ事務所」なのか?

年齢層が広い

ジャニーズ事務所はその特性上、幅広い年齢層からの支持があり、ある程度の固定人気があります。

各ジャニーズタレントに固定ファンがいますが、他のグループも支持したり、ジャニーズ全体を応援する人も多いようです。

最近だと、「三世代ジャニーズファン」という家庭も出てきています。

今やお笑い帝国となった「吉本クリエイティブエージェンシー」ですが、「吉本ファン」という方もいるにはいますが、どちらかというと特定のお笑い芸人ファンが多いです。

ジャニーズグループ同士はあまり直接対決は少ないです(CD売り上げも日付はずらす)ので、結果的に各々のファン同士がライバルという構図は少ないようです。

吉本芸人は、吉本の劇場で「誰が一番か」を競い合い、勝った芸人が売れ、負けた芸人は消えていきます。コアなファンであればあるほど、ライバル芸人への応援はしにくいものです。

最近は、ダウンタウンの基、お笑い芸人の縦にも横にも繋がるようになってきたので、状況は変わりつつありますが、それでもジャニーズの歴史に比べると短いですね。

物量戦

戦いにおいては「数の論理」というのは非常に重要なファクターです。

チャリティー番組は特に出演者の数が多いほど効果がでますので、多く出演させたいものです。

ジャニーズタレントの場合、1グループでも5名前後はいますが、吉本芸人は通常2人です。

24時間という長いスケジュールを抑える場合、吉本の場合は、複数組を押さえないといけないので大変です。

Sustainable Supply

つまりは、「持続可能な供給」です。

24時間テレビは、多種多様な企画を長丁場でやります。

  • 知名度が高い(幅広い年齢層で)
  • 体力がある(体も張れる)
  • 笑顔も素敵
  • 歌える
  • トーク力がある
  • 演技力がある

という条件を満たす必要があります。

吉本芸人びいきとしては、大丈夫と言いたいところですが、一つ問題があります。

20代のダウンタウンであれば上記の条件はすべて満たしていましたが、同様の能力を持つ芸人を毎年供給することは非常に困難です。

また、お茶の間の人気を広く得られる芸人は最近だと30代~40代ぐらいが多いので、体力的な問題があります。

その点、ジャニーズタレントは年齢層が若い段階で知名度が高くなるので(アイドルの特性)、24時間にも耐えれます。

また本業が歌・演技・ダンス・笑顔であり、トーク力はジャニーズの番組で鍛えられる機会が多いです。

お笑いのセンスも、SMAP以降すべてのグループが義務付けられるようになり、吉本芸人も驚くほどです。

ジャニーズ事務所は多くのタレントを抱えていて、且つ、生み出しているので安定供給をすることが可能です。

理由は有益なビジネス戦略とMBAホルダーが紹介

「24時間テレビ」は毎年放送される番組です。

また、ターゲット層が「全部」なので、絞った戦略を立てることができません。

そういう意味で「全方位」に対して展開できる「ジャニーズタレント」というのは、戦略上かなり有益なリソースです。

しかもこのリソースを「半永久的に継続できる」ジャニーズ事務所というも、テレビ局側にとって計算ができるのでありがたいことです。

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