お笑い好きがハマるマンガ「べしゃり暮らし」のデジタルきんぎょ金本のモデルは千原ジュニアさんと言われています。ダウンタウンの松本人志さんの大ファンである森田まさのりさんが実際にNSC東京校に入学したり、M-1グランプリに出場と熱量がスゴイです。
では、
デジタルきんぎょの金本のモデルが千原ジュニアさんになった経緯
他の登場人物も元となった芸人がいた
森田まさのりさんのNSC東京校の同期やM-1グランプリの結果
などをご紹介致します。
デジタルきんぎょの金本浩史とは?
「べしゃり暮らし」に登場する人気お笑いコンビ「デジタルきんぎょ」(通称:デジきん)はいわゆる・・・
関西では大人気
お笑いグランプリでは準決勝止まり(最後に決勝進出、辞退)
東京進出の一歩手前(後に金本だけレギュラー)
という、関西で売れた芸人がぶち当たる全国区の壁でもがいている状態でした。
その「デジきん」のボケ、ネタ作り担当で天才と呼ばれているのが、「金本浩史」です。
もう名前を見ただけでも、「あっ、ジュニアさんやん!」と気づいてしまいますよね。
千原ジュニアさんの本名は「千原浩史」ですので、間違いなくご本人の名前を引用しています。
名字はすべてプロ野球選手から引用されていますが、金本さんを名字に持ってくるのは同時に主人公の「アニキ」的な存在も表していますよね。
ちなみに、見た目もジュニアさんそっくりなので、なんか感情移入がしやすいですよね。
ただ、相方の藤川則夫は、千原せいじさんとは全く似ていず、繊細です。
千原ジュニアと森田まさのりの関係は?
「べしゃり暮らし」の作者である森田まさのりさんと千原ジュニアさんは、結構昔から知り合いだったそうです。
というのも、千原ジュニアさんが「週刊少年ジャンプ」の副編集長と仲良しで、その紹介で連載作家であった森田まさのりさんと友人関係になられたそうです。
その当時、森田まさのりさんは「週刊少年ジャンプ」であの「ろくでなしBLUES」を連載されていましたが、なんと・・・
千原兄弟が二人とも登場
というぐらい仲が良いそうです(うらやましい)。
森田まさのりはお笑い好き?
森田まさのりさんは滋賀県栗東市(中央競馬のトレセンがある町)のご出身で、厳密には近畿地区では無いですが、関西気質のあるエリアです。
ダウンタウンの松本人志さんの大ファンですが、松ちゃんとは3歳違いで近い世代でもあります。
関西圏の人にとっては、お笑いというのは別格な存在で、神格化されたものです(「ラフ&ピース」の精神)。
そういったことからも、森田まさのりさんはいつかお笑い芸人のマンガを描きたいと考えていたそうです。
お笑いをマンガに描くのをためらう?
森田まさのりさんは、本当にお笑い好きで真剣に考えておられたことでしょう。
実は、「ろくでないBLUES」が大ヒットして連載が終了した後、次に描きたかったのが
「お笑い芸人のマンガ」
だったそうです。
しかし、集英社から、
「そんなもん売れへん!」
とメチャクチャ止められたそうです。
それで、野球も好きだったから、代わりに描いたのが・・・
だったそうです(これも大ヒットしたので、やはりスゴイ漫画家ですよね)。
で、これで次こそはお笑いのマンガをという時に、千原ジュニアさんに相談されたそうです。
というのも、森田まさのりさんは、ご自身は漫画家でお笑い芸人としての経験が無いことから、
想像だけで描いたマンガは薄っぺらい作品になってします
と真剣に悩まれたそうです。
この相談に対して、千原ジュニアさんがアドバイスされたことで、「べしゃり暮らし」を描く原動力になりました。
そして、「べしゃり暮らし」がスタートしましたが、連載中もお二人が雑誌で対談するということもあったようです。
「べしゃり暮らし」なぜ面白いのか?
森田まさのりさんが千原ジュニアさんに相談されたように、想像だけでお笑いものを描くと失敗します。
実際、お笑い芸人などを題材にしたドラマや他のマンガは、表面的な漫才だけで、薄っぺらいものが多いです。
大阪弁もコテコテで、イントネーションも間違っていて聞いてると気分が悪くなります!
そういった意味では、集英社が全力で止めたのも納得ですよね?
しかし、「べしゃり暮らし」は今までの作品とは違い・・・
漫才のネタがホンマに面白い
お笑い芸人の性格描写が鋭い
お笑い養成所や漫才大会の予選が生々しい
関東の人間が関西弁をしゃべると気色悪い(よくぞ言ってくれました!)
と非常にリアリティに飛んでいて、まるで見てきたかのような印象を受けました。
というのも、森田まさのりさんは本当に体験されたのです!
NSC東京校へ入学!
森田まさのりさんは「べしゃり暮らし」の連載開始前、
されました。
同期芸人は・・・
がいました。
ちなみに同期のオリエンタルラジオがモデルの芸人も「べしゃり暮らし」に登場しているとか。
どうりで「べしゃり暮らし」の中でのお笑い養成所の話がリアルなのも納得ですよね。
しかし、同期の人達はビックリしたでしょうね?
まさか、森田まさのりさんがいるなんて・・・。
M-1 グランプリに出場
「べしゃり暮らし」の中には、NMC(ニッポン漫才クラシック)という漫才大会が登場し、それを目標にみんなが頑張りますよね。
もちろん、このNMCはM-1 グランプリをモデルにしています。
そして、NMCの予選がまた非常にリアルな描写をされているのですが、これを描くためなのか、
に出場されました。
同じく漫画家の長田悠幸さんと、
「漫画家」
というコンビでの出場でした。
そして結果は…
という快挙を成し遂げられました。