「水曜どうでしょう」をリアルタイムで見ていた古参ファンは、「水曜どうでしょう Classic」や再放送の際に、「あれ?あの場面が無いよね?」と違和感を感じたり、「初期のあの企画は無かったことになったの?」と思われているかもしれません。
初期の様々な企画
「水曜どうでしょう」が放送された段階では、「半年で終わる予定」で開始しました。
なので、様々な企画に挑戦していた時期でもあります。
- アーティストのインタビュー企画(アン・ルイスさん)
- ビシバシステムとのコント企画
- 「邪楽戦隊ホワイトストーンズR」のような特撮ドラマ企画
などローカル番組の王道や挑戦的なものもありましたが、「サイコロの旅」が大ヒットした為、消えていきましたね。
その後、サイコロシリーズや海外ロケなど自称「旅番組」(笑)となった「水曜どうでしょう」の番組スタイルとかけ離れているという理由から、「再放送・DVD収録」のどちらもされませんでした。
宮崎シーガイアの旅(名称変更後:宮崎リゾート満喫の旅)
「宮崎シーガイア」がPRの為、「水曜どうでしょう」班が招待された企画です。
番組放送当時は、「宮崎シーガイア」でしたが、その後、経営母体が変わった為、
「水曜どうでしょう Classic」では、未放送
DVDには「宮崎リゾート満喫の旅」と名称を変更し、再編集の上で収録
となりました。
第1回水曜どうでしょうカルトクイズ世界大会
「第1回」と言いながら、2回目以降は無い企画ですね(笑)。
「水曜どうでしょう」マニアの一般人を集めてのクイズ大会だったので、
多くの一般人で実名で出演していた
この頃は、肖像権とかプライバシー保護とか騒がない時代だったので問題ありませんでした。
今の時代は、DVD収録する際には
「全員に確認を取り、承諾を得る」
必要性があり、実質不可能なが目、DVD収録は見送られています。
それだけの苦労をしても「もう一度見たい」というファンも少ない企画でしたし・・・(第2回があるなら出たいけど)。
桜前線捕獲大作戦・十勝二十番勝負
意外と面白い「桜前線捕獲大作戦」(ミスターノリが好き)や、途中から二十番じゃなくなる「十勝二十番勝負」(かなり面白い)は「水曜どうでしょう Classic」では放送されていません。
理由としては、「桜前線捕獲大作戦」の後半から「十勝二十番勝負」の冒頭にかけて行われた・・・
『大泉洋拉致事件』
が現在の放送倫理的に「不適切」と判断されたと推測されます。
まあ、「拉致」っていう名前もですし、大泉洋さんが拉致られるシーンも「水曜どうでしょう」に慣れてない一般視聴者には刺激的かもしれませんからね。
香港大観光旅行
「香港大観光旅行」は「水曜どうでしょう Classic」では放送されていません。
この企画冒頭での、
『鈴井貴之拉致計画に見せかけた大泉洋拉致事件』
が現在の放送倫理的に「不適切」と判断されたと推測されます。
あと、当時の視聴者からもこの企画は「大変不評」で理由は、
と半分ジョーク、半分やっかみされたのが原因です。
と言われるゆえんですね。
クイズ!試験に出るどうでしょう
「クイズ!試験に出るどうでしょう」は「水曜どうでしょう Classic」では放送されていません。
大泉洋さんの「拉致」
安田顕さんの「監禁」
が現在の放送倫理的に「不適切」と判断されたと推測されます。
DVDでは、
山口県秋吉台の「ドリーネとウバーレ」(カルスト台地)に関する内容がカット
されています。
この内容は、
国定公園内での撮影(自然物を傷つける可能性がある行為)
が放送に「不適切」と判断されたと推測されます。
72時間!原付東日本縦断ラリー
「72時間!原付東日本縦断ラリー」は一部「水曜どうでしょう Classic」では放送されていません。
原動機付自転車(原付)への
過度な積載行為(米が重すぎ、だるま・なまはげとかはOK)
が放送に「不適切」と判断されたと推測されます。
大泉洋さんが、原付で激突した事故、いわゆる「ダルマ屋ウィリー事件」はOK(・・・、ケガしてたらアウトでしたね)。
原付西日本制覇
「原付西日本制覇」は「水曜どうでしょう Classic」での放送は全て中止になりました。
更には、出演者(鈴井貴之さん、大泉洋さん)及びディレクター陣(藤村D、嬉野D)から謝罪がリリースされる事態にまで発展しました。
鳥取砂丘での砂採取が、
であるとして大問題になったのが事の発端です。
ただ、実際は「自然公園法違反」違反では無かったことが判明しました。
というのが、砂丘近くのレストハウスに溜まっていた砂を適当に採取して、
として放送していたからです(どうでしょう班、というか藤村Dらしい)。
それより問題になったのが、砂丘に足あとで
「水曜どうでしょう」と書いた行為
が、「自然公園法」で禁止されている
に当たるとして、環境省から厳重注意を受けたことの方が大問題でした。
実際、鳥取砂丘への落書きが問題になっているので、「水曜どうでしょう」としては放送禁止にしたのは当然です。
DVD収録の際には、この問題箇所を削除した上で再編集をしました。
四国R-14(スピンオフドラマ)
隠れた名作である、スピンオフドラマ「四国R-14」は「水曜どうでしょう Classic」では放送されていません。
「ミスターどうでしょう」鈴井貴之さんがご自身の映画撮影の為、「水曜どうでしょう」をお休みされました。
企画者不在なので、ドラマでも撮ろうかというノリで制作されたドラマです。
放送されない理由は公式に発表されていませんが、
ことから、「水曜どうでしょう」ファンから不評を買い、全4回の放送期間中、毎回視聴率が下がっていったという経緯があります。
そういった理由から、放送自粛していると推測されます。
一致団結!リヤカーで喜界島一周
「一致団結!リヤカーで喜界島一周」は「水曜どうでしょう Classic」では放送されていません。
問題と言われているのが、途中野宿する際に「毛布があって良かったね」の
毛布が最初に宿泊したホテルから無断で借りてきた
ので、放送に「不適切」と判断されたと推測されます。
それ以外には、喜界島の道路をリヤカー「山田君」で移動していた際、
一部の行為が「道路交通法」違反
の可能性があるとして、「放送自粛」しているとも推測されています。
番組総集編
「番組総集編」は大半が「水曜どうでしょう Classic」では放送されていません。
「番組総集編」はHTBの編集室で、VTRを見て振り返る「予算が無くなったやる繋ぎ企画」です(アニメの13話が回想シーンが多いのはこれが理由)。
ただ、「水曜どうでしょう」の総集編は手を抜かずに、出演者がコスプレしたりと気合が入っていて、これはこれで面白いです。
問題となったのは内容では無くて、
当時撮影に使用した「高価な業務用テープ」であったので、一部マスターテープが残っていないそうです。
現在、放送に使用されたテープのみが残っていて、
と説明されています。
ただ、藤村Dは
と息巻いているそうです(商売人ですね)。